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このページではそれぞれの端末の制御機能とシーケンスを纏める。特に端末固有の制御機能に注視する。 端末固有の制御機能には★を付した。 ECMA-48 のシーケンスの規則を破ったシーケンスには × を付している。 制御機能に略称がない場合もしくは他と紛らわしい略称の場合は、 暫定的な略称を割り当てる。暫定的な略称は _ で始まるものとする。

以下は歴史的な端末の文書を集めているサイト。

目次

以下に HPTerm の情報が載っている。他は既に既知の情報である。

TNREPTAMB

Volker-Craig NABU 3100

NABU 3100 Users Manual – Manx

Visual Technology Visual 220

TeleVideo

TeleVideo 970

TeleVideo 965

大体 ESC で始まる ECMA-48 とは相容れない体系になっているが 少数の CSI シーケンスは ECMA-48 に従っている様である。 CSI シーケンスだけまとめる。

HP 2624

xterm の ESC F, ESC l, ESC m で HP が言及されているので探した。

p136,p137 に問題のシーケンスは定義されている。 然し HP のエスケープシーケンスの体系は VT52 に近く、ANSI互換の体系ではない。 xterm が ANSI モードでこれらに対応しているのは xterm の独自の拡張と考えて良い。

その他に気づく事は、HP は ESC A B Ft B Ft ESC K B Ft ESC S B Ft の形式でシーケンスを拡張しているという事である。

HP 2393A, 2397A

Tektronix

Research, Inc.

Teleray Model 16

シーケンス一覧

Teleray Model 100

Qume QVT-103

特に固有の機能は殆ど殆どない様に見える。

Beehive

ATL-008

シーケンス一覧

Ann Arbor Ambassador

Kermit

ソースコードから。AAA は Ann Arbor Ambassador。ANSI は ANSI-BBS (PC ANSI)??。QANSI は QNX ANSI。 ckoco3.c:12594-18261 (vtcsi) は確認した。 ■escape sequences については未確認。

Heath/Zenith Z-19-CN

ANSI Escape Sequences

InterSoft NetTerm

ずっとメンテナンスが続けられている様だ。凄い。 でも一方でマニュアルにはどのシーケンスに対応しているかの情報がない。

非標準のエスケープシーケンスが幾つか定義されている。

Kermit

Kermit は元々コロンビア大学で開発されていたターミナルエミュレータ。 Unix 向けに C-Kermit が、Windows 向けに Kermit 95 があった。 2011年に開発が停止されてソースコードが公開された。 GitHub に一応誰かがメンテナンスを少しした物がある [2]。 Kermit 95 のページにサポートしている端末エミュレーションの一覧がある [3]。

Nixdorf BA80

ISO 2022 IR

ISO 2022 IR に登録されている制御文字も確認しておく。

登録 C0 文字集合

IR-1IR-7IR-106IR-132IR-134
NUL TC7 (DLE) NULDLE------------NUL---
TC1 (SOH)DC1 SOHDC1---------------CON
TC2 (STX)DC2 STXDC2---------------RPT
TC3 (ETX)DC3 ETXDC3------------------
TC4 (EOT)DC4 EOTDC4---------------COF
TC5 (ENQ)TC8 (NAK) ENQNAK------------------
TC6 (ACK)TC9 (SYN) ACKSYN------------------
BEL TC10 (ETB)BELETB------BEL---------
FE0 (BS) CAN BS KW BS ---APBCANAPBCAN
FE1 (HT) EM FO EM ---SS2APFSS2APFSS2
FE2 (LF) SUB LF SUBLF SUBAPD---APD---
FE3 (VT) ESC ECDESC---ESCAPUESCAPUESC
FE4 (FF) IS4 (FS) SCDSS FF ---CS APSCS ---
FE5 (CR) IS3 (GS) QL QC CR SS3APRSS3APRSS3
SO IS2 (RS) UR QR LS1---LS1APHLS1APH
SI IS1 (US) LR JY LS0---LS0NSRLS0APA

登録 C1 文字集合

Row IR-40IR-67IR-77IR-136IR-133
8/*9/* 8/*9/* 8/*9/* 8/*9/* 8/*9/*
*/00---------------DCSDEFMPRO BKFCOL
*/01---EAB---EAB---PU1DEFPEDC1RDFFLC
*/02---EAE---EAE---PU2DEFTEDC2GRFCDC
*/03---ISB---------STSDEFDEDC3YLF---
*/04---ISE------INDCCHDEFXEDC4BLF---
*/05---------SIBNELMW END WWONMGFP-MACRO
*/06---------SIESSASPAREP WWOFCNF---
*/07CUS---CUSSSBESAEPAREPESCONWHF---
*/08NSB---NSBSSEHTS---REVVSCOFSSZRPC
*/09NSEINCNSE---HTJ---NORVUSTAMSZSPL
*/10FIL---------VTS---SMTXUSTONSZSTL
*/11TCI---------PLDCSIMETXFLC SZX---
*/12ICIKWB---KWBPLUST NOTXSTC ------
*/13OSCKWE---KWERI OSCDBH COF ------
*/14SS2PSB---PSBSS2PM BSTABSTOCONUNP
*/15SS3PSE---PSESS3APCDBS UNP COFPRT

ITU-T Recommendation T.53, T.101

これは端末ではないが、色々特有の制御機能を定義しているのでここにまとめる。

T.101/C,D の制御文字

[*1 T.101の表中にはBBOと書かれていたがこれは BBD の誤りであろう。]
Row T.101/C3.2 T.101/C3.3.1 T.101/C3.3.2 T.101/D6.1 T.101/D6.2 C1
0/1/ 0/1/ 0/1/ 0/1/ 7/8/
/0 NUL-R- ABKMBK BKFBKB NULDLE DEF MACROPROTECT
/1 -R-CON ANRMSR RDFRDB SOHDC1 DEFP MACROEDC1
/2 -R-RPT ANGMSG GRFGRB STXDC2 DEFT MACROEDC2
/3 -R--R- ANYMSY YLFYLB ETXDC3 DEF DRCSEDC3
/4 -R-COF ANBMSB BLFBLB EOTDC4 DEF TEXTUREEDC4
/5 -R--R- ANMMSN MGFMGB ENQNAK ENDWWN
/6 -R--R- ANCMSC CNFCNB ACKSYN REPEATWWF
/7 -R--R- ANWMSW WHFWHB BELETB ROLSCN
/8 APBCAN FSHCDY FSHCDY APBCAN REVERSE VIDEOSCF
/9 APFSS2 STDSPL STDSPL APFSS2 NORMAL VIDEOUNDERLINE START
/10 APD-R- EBXSTL EBXSTL APDSDC SMALL TEXTUNDERLINE STOP
/11 APUESC SBXCSI SBXCSI APUESC MEDIUM TEXTFLASH CURSOR
/12 CS -R- NSZBBD*1 NSZNPO CS APS NORMAL TEXTSTEADY CURSOR
/13 APRSS3 DBHNBD DBHIPO APRSS3 DBHCURSOR OFF
/14 SO APH DBWHMS DBWTRB SO APH BLINK STARTBLINK STOP
/15 SI APA DBSRMS DBSSTC SI NSR DBSUNPROTECT

T.101 の制御シーケンス

PC-9801

これも本来の文書が見つからない。 [1] は "主要なもの" を挙げると書いているが、[2] では全く同じ表を提示している。 と思ったが [3] がより完全な物だろう。

取り敢えず上に見られるシーケンスの一覧。

MS-DOS ANSI.SYS

公式の文書が恐らく見つからないので様々のページを見て推測するしかない。

シーケンス一覧。

FreeBSD teken/cons25

RLogin の C25LCT はソースコードを見ると cons25 由来らしい。 調べてみるとこれは FreeBSD の前の kernel console だったらしい (更にその前は wscons だったらしい様な雰囲気である) [1]。 cons25 は別名 teken らしい。 然し cons25 や teken, libteken で検索してもまとまった情報は出てこない。 と思ったら freebsd の sys/teken の中に sequence というテキストファイルがあった [2]。 更にその中に Cons25 compatibility sequences という場所があってまとめて定義されている。

Cons25 互換シーケンス

Data General (DG) D410

ANSI Mode シーケンス一覧 (DG拡張のみ)

Wyse WY-60

シーケンス一覧

WY-85

上記 WY-60 との差分 (増分)

SGI IRIX xwsh

シーケンス一覧

IBM AIX aixterm

シーケンス一覧

CDE dtterm

Sun SunOS

SUN SunView (SunOS 3.0, 1986) shelltool

XTerm のマニュアルに以下は SUN によって導入されたらしき記述がある。

他に以下の物が確認できる。

Sun SunOS wscons (7D)

シーケンス一覧

DEC 関連 at VT100.net

実は DEC の制御シーケンスはここにまとまっている。 またどのマニュアルに載っているかという情報も一緒にある。 然し、必ずしもその制御機能が載っているマニュアルが全て列挙されている訳ではない様だ。

更に VT100 から VT525 まで version 毎にどう増減したか迄以下にまとめられている。

様々のプリンタについては以下にまとまっている。■

その他の特別な機能

LA100

CSI シーケンス

94文字集合

F94文字集合
0DIGITAL VT100 line drawing set
5DIGITAL Finnish
6DIGITAL Norwegian/Danish
7DIGITAL Swedish
9DIGITAL French Canadian
AISO United Kingdom
BUSASCII
KISO German
RISO French
YISO Italian
ZISO Spanish

Modes

DCS シーケンス

SCO

SCO OpenServer screen(HW)

以下は ANSI シーケンスであるが企画に反している物が沢山ある。

SCO XENIX System V console(HW)

C.Itoh CIT-101

伊藤忠商事の作っていた端末。

ANSI Control sequence 一覧

他に VT52 Mode sequences もあるが未だまとめていない。■

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作成 2020-06-21 更新 2020-06-21
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