チェック項目を以下に残す。
これは最初に比例するものは同一視する & 規格化するという話をしている時に、 位相の分だけ不定性が残るという点は述べられていたか? →うーん。述べられていない。述べるべきでは…。
同じ固有空間のベクトルの線形結合はやはり新しい固有ベクトルになる事に注意する。 それらの無限個の固有ベクトルの中から正規直交基底を選ぶ。 もしくは適当に選んだ基底を線形結合を取り直して正規直交化すれば良い。
教科書はそもそも $c_{a'}^{(i)}$ がどうなるか説明していないのは不完全である。 また、測定というのは一次元の射影演算子とは限らなくて有限次元の射影演算子の事もあるという話。 これはまた後 [Eq. (1.181)] で有限精度の位置測定の時に積分の形になることとも対応している。
要するに
|\alpha\rangle &\stackrel{\mathrm{meas.}}{\mapsto} \Bigl[\sum_i \Lambda_{a', b^{(i)}}\Bigr]|\alpha\rangle \\ &= \sum_i | a', b^{(i)}\rangle \underbrace{\langle a', b^{(i)}|\alpha\rangle}{} \\ &= \sum_i | a', b^{(i)}\rangle c_{a'}^{(i)}.
ここで [...] の部分も射影演算子の定義 $P^2 = P$ を満たす事に注意する。
量子力学的な確率と統計力学的な確率の混同が混乱を来すと思って、統計 力学的なものの方を確率と呼ぶのをさけているのかもしれないが、それは寧ろ 混乱の下の気がする。寧ろ、統計力学的な確率の方が確率として振る舞ってい て、量子力学的な確率の方が天から振ってくるような説明しかできないのだか ら。